鋳造の工程は大きく分けて、木型を製作する工程、砂型を製作する工程、鉄を溶かす工程、仕上げる工程の4つです。大型船舶が航行するために不可欠な中間軸受から、工作機械を安定させるベッドなど、大小さまざまな鋳造品を生み出す、大田鋳造所の心臓部である鋳造部を担う業務です。
五面加工機、ターニング、マシニングセンター、旋盤、ラジアルボール盤など、大小さまざまな機械を用いて、鋳造品をお客さまが求める寸法に加工することが主な業務です。機械は事前に動きをプログラムされていますが、目的通りに加工できるよう、製品の乗せ方など、さまざまな工夫していくことで満足いただける製品が生み出されます。
紙図面や2D図面を3DCAD図面に変換し、変換された3DCADデータを基に、コンピューター上で工作機械の動作プログラム(CAM)の作成を行う業務です。鋳造品を加工するうえで、これら製図業務は不可欠であり、加工時間の短縮や無人稼働を可能にさせるなど、重要な役割を担っています。
INTERVIEW
千代田事業所
鋳造部 工場長
2010年入社
岩角 圭太
千代田事業所
鋳造部 工場長
2010年入社
岩角 圭太
千代田事業所
工作機械部
2018年入社
益田 周太
千代田事業所
工作機械部
2018年入社
益田 周太
島根事業所
工作機械部 作業長
2017年入社
今田 雅
島根事業所
工作機械部 作業長
2017年入社
今田 雅
島根事業所
工作機械部 設計課
2017年入社
稲垣 優美
島根事業所
工作機械部 設計課
2017年入社
稲垣 優美
WORKING PLACE
年齢層
男女比
年間休日数
105日
年末年始・お盆休み、日・祝、その他当社規定により土曜休日を設定
看護休暇、介護休暇、産前産後休暇、育児休暇制度あり
平均勤続年数
10.5年
平均残業時間
20時間/月
水曜、土曜は原則定時退社
有給休暇平均取得日数
12日/年
全国平均9.4日/年(厚生労働省 平成31年就労条件総合調査)
その他福利厚生
団体保険加入(入院・通院・死亡等)
業務上必要な資格は会社負担で資格取得奨励
※国家資格取得者には報奨金制度あり(上限8万円)
年1回の社員旅行実施
※過去実績:熱海、東京、北海道、有馬温泉(宝塚方面)、沖縄など
歓迎会や忘年会、夏は焼肉パーティー、
冬は鞴祭(ふいごまつり)を開催
新年の鏡開きでは全社員にぜんざいが振舞われる
リサイクル性に優れた鋳物
どんなに複雑な形も、鋳造技術を以ってすれば製作可能です。鋳物は、激しい振動や大きな音も吸収し、使用用途によっては数十年の長きにわたって使用されます。それゆえ、自動車や工作機械など幅広い分野で用いられ、使用後に再び溶かして新たな形に蘇らせることが可能な点、つまりリサイクル性の良さは鋳物の特徴の一つです。大田鋳造所では、鋳物を作るだけではなく、その製品がどのような環境で使用されるのかを理解した上で設計し、鋳物製作、組立後、現場で取り付けられた後も、責任を持ってメンテナンスしています。
成長を促す多様な支援
機械を迷いなく操作する技能工も、煩雑で細かい図面をすぐに書き終えてしまう製図工も、最初はみんな初心者でした。先輩社員に教えてもらいながら徐々に知識や技術を身につけ、自分なりに知恵を絞って試行錯誤し工夫することで、効率を高めているのです。そういった努力の継続によって、人が成長し、会社が発展し、経済の成長にもつながると考え、職場環境づくりを大切にしています。また、国家資格試験は会社負担で受験できるなど、自己啓発の支援も充実しています。
社員も、その家族も大切
年に一回の健康診断をはじめ国が定めた法令等に遵守し、必要な検査は全て受けており、会社が社員全員に対して保険をかけ、癌や疾病等で働けなくなった時に少しでも役立つように備えています。休暇の面では、産前産後休暇に加え、子育て中の社員は有給とは別に年5日の看護休暇が取得できるほか、子ども、大人に関わらず家族が入院してしまった場合など、介護を必要とする社員は年5日の介護休暇が取得できます。このように有給が取得しやすい職場環境を整えています。
国境を越えて、高め合う
タイ国から技能実習生を受け入れており、工場から近い場所に寮を完備しています。言葉の壁を少しでも無くせるように、毎日早朝と毎週日曜日には日本語の先生が日本語を教えています。生活面で困った時には相談できる人がおり、精神面もサポートしています。特定技能に進んだ人は日本人と平等に評価をしています。